そういうのを「認めていない」と言うんです!
2017/02/15
カテゴリースタッフブログ
既に配偶者や相手方と接触して失敗してしまってから弊所(行政書士TOMO法務事務所)にお問合せを頂く方が後を絶ちません。
「交渉が決裂したので何とかして欲しい」というのです。
私は、「問い詰めてしまった」「話し合いをしてしまった」という方からの問い合わせに対しては、
野田:「相手(配偶者や不貞行為の相手方)は認めていますか?」
と必ず聞く様にしています。
すると多くの相談者さんは
相談者さん:「認めています。」
とおっしゃいます。
何っ?認めているのに、話し合いがまとまっていない??何故に???
実に不思議だと思って聞き直すと
野田:「身体の関係を認めているってことですよね!?」
相談者さん:「いいえ、身体の関係は認めないんです。」
野田:「(・・;)」
じゃあ、いったい何を認めたと言うのでしょう?
いわく、「会っていたこと」とか「家に行ったこと」などです。
中には、「ラブホには行ったけどやってない」っていうのもありました。
野田:「そういうのを認めていないって言うんです!」
今度からは「SEXをしたことは認めていますか?」とでも聞きましょうかぁ(笑)
ちなみに、不貞行為は
「配偶者の有るものが、自由の意思のもと、配偶者以外の異性と性的関係をもつこと。」
です。
つまり「身体の関係があったことを認めていない」ということは「不貞行為はしていない」と言っている、すなわち「認めていない」ということなのです。
不貞行為(不法行為や法定離婚原因にあたる)がなければ、裁判をしたところで、慰謝料の獲得や離婚は望めません。
①こういった相談者さんたちのダメダメな共通点は
「証拠がない」まま問い詰めていることです。
・証拠が無い→認めない確率大
・証拠がある→認めざるを得ない
②「証拠がない」まま問い詰めて、認めなかったら
ほぼ「泣き寝入り確定」です。
何故なら
・証拠がある→認めなかったら訴訟(裁判)をすればいい
・証拠が無い→認めなくても訴訟(裁判)による解決は無理、つまり泣き寝入り。
・これから証拠をとることは?→問い詰めた後はしばらく会わなくなる(別れて二度と会わないことも)不倫カップルが多い。会わなければ証拠をおさえるのは不可能。
③もしも「問い詰める前」だったら
・証拠がある→認めなかったら訴訟(裁判)をすればいいので、示談をすすめてOK。
・証拠が無い→証拠を押さえてから、行動(話し合いを)すればいい。
と言うことなのです。
また、一度話し合いに失敗した(性的関係があったことを認めていない。認めてはいるが慰謝料を支払う意思がない)ケースは、仮に証拠がある場合でも、既に示談での解決は困難ですので訴訟による解決が必要(弁護士に依頼)です。
だって、慰謝料を支払うちもりとか無いから認めないんですもん。
ですから
④既に問い詰めてしまった場合
・身体の関係を認めていて、要求に応じる姿勢→即刻書類にサインさせましょう!弊所にご依頼ください!!
・認めなかったがまだ不倫関係が継続中→弊所調査部門、探偵法務’sにご相談ください!
・身体の関係を認めず、証拠も無く、不倫関係も終わっている→弊所には絶対相談しないで下さい(笑)
ご参考までに・・・。