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間違いだらけの離婚協議!?

2018/01/21

カテゴリースタッフブログ

離婚協議とは、離婚に向けた夫婦間での話し合いのことを言います。

 

浮気夫(妻)の不貞行為の証拠を抑えれば、次は、いざ!浮気夫(妻)と対決(離婚協議)です!!

 

しかし、せっかく探偵社に依頼して完璧な証拠をつかんでも、離婚協議のやり方を間違えると、夫婦間の話し合いの段階で離婚が成立する確率が下がります

 

※協議離婚:夫婦間の話し合いによる離婚。調停離婚や裁判離婚に比べて、時間、労力、費用がかからない。

 

そして、多くの人が、離婚協議において「間違ったやり方をしたがる」のです。

 

つまり、多くの人は交渉の仕方を知らないために、「間違ったやり方が正しいと思っている」ということです。

 

 

昨日、ご質問を頂いた、浮気調査のお客様O様も完全に「いけない方向」に向かって、突っ走っていました。

↑O様ゴメンなさいm(_ _)mブログネタを何にしようかと考えていたら格好のネタが転がり込んできたものでm(_ _)m

 

でも、普通の人が、間違ったやり方を正しいと思うのは、考えてみたら当たり前の事かも知れません。。

 

だって、普通の人は日常生活で、大きな交渉事をする機会なんてありませんから、交渉の知識やテクニクには、ほぼ「0」ですもの。

 

まぁ、自分が、ゴリゴリの営業会社のトップセールスでもない限り、交渉事については、「自分の常識は、世間の非常識」くらいに考えておいたほうが良いかも知れません(笑)

 

さて、それでは、浮気夫(妻)の「多くの人がやりたがる間違い」のうち、最近の「ワースト3」とも言うべきものをご紹介させて頂きます。(証拠があるケースの場合)

 

 

間違いその1:浮気夫(妻)に、不貞行為の証拠を見せたがる。

 

交渉事において、相手に自分の手の内を見せるなんてもっての外です。

何故なら、こちらの手の内がわからないほうが、相手は怖いと思うからです。

探偵に依頼してラブホの証拠を撮ってもらったといっても、せいぜいラ2回~3回の証拠で、浮気夫(妻)の悪行三昧の極一部でしか無いわけです。

 

あなたが、超VIPなお金持ち様で、「ラブホに行った証拠を100回撮って浮気夫(妻)にたたきつけるんだ!」とおっしゃるなら話は別ですが・・・・。←こういうお客様は、他社には行かず是非とも弊所にご依頼ください(笑)

 

冗談はさておき、浮気を認めずに「証拠を見せろ」と言ってくるのは「しっかりした証拠があれば降参するよ。」ということではなく(口ではそう言うかも)、「こちらの手の内を見てから、それに対する言い訳を考えたい」だけなのです。

 

では、どうしたらよいのでしょう?

 

弊所(行政書士TOMO法務事務所)の場合は、証拠を見せる代わりに、通知書(通常は内容証明郵便などで郵送する書面。これと同じ書式で作成。)を、お話合いの場で浮気夫(妻)に読ませます

 

そして、その通知書には、不貞行為について「探偵に調査を依頼した証拠があること、いつからいつまで(証拠の無い期間も確実なら)、何処に住んでいてどこに勤務している誰と、何処のラブホで」など、「もう全部バレているんだ(本当に調査をしたんだ)」と思わせる詳細な内容が、書いてあります。

 

では、もし「証拠を見せろ」と言われたら、どうしたらよいのでしょう?

 

「先生に預けてある。」と言えばいいのです。

 

無いものは見せらませんからね。

 

「先生に、証拠は裁判で出すもので、相手に見せるものではないから、預かっておくと、言われて預かってもらっている。」と言ってあげて下さい。

 

先生と言えば、この期に及んで、学校の先生、増してや行政書士なんていうレア職を思い浮かべる人はおらず、勝手に弁護士と思うのでしょうから、弁護士に相談していると、勝手に思い込んでもらい、ビビらせておけば良いです。

 

 

間違いその2:離婚協議の席に浮気夫(妻)の親を呼びたがる

 

離婚協議のベストメンバーは、自分、自分の両親(もしくは自分の兄弟)の3名vs浮気夫(妻)1名です。

ご兄弟におっかないヤンキーのお兄ちゃんがいる人は、是非とも同席してもらって下さい(笑)

 

本気の冗談はさておき・・・

 

浮気夫(妻)の親は、離婚協議において、こちらの「敵」になるケースがほとんどです。

 

最初は味方をしていてくれた人でも、途中から寝返るケースも多々ありました。

 

ですから、私は、夫婦円満の話し合いならともかく、離婚協議の席に、相手の親は絶対に同席させるべきでないと考えます。

 

せっかく、自分の援軍(身内)が駆けつけてくれてこちらが多勢、浮気夫(妻)側が無勢という有利な条件で戦えるのに、わざわざこちらから敵の援軍まで呼ぶことはないですからね。

 

また、寝返るかもしれない援軍なんて、援軍ではありません。

 

ですから、相手の親は、呼ばない方が良いわけです。

 

そもそも、相手の親を呼ぶということは、予め「離婚協議をする旨」と「日時」を伝えるわけで、そんなことをしたら、相手も誰かに相談したりして準備をしてしまいます

 

もしも、離婚協議を有利にすすめたいなら、浮気夫(妻)が、1人で帰宅するタイミングなどを狙って、「自分+身内の援軍」で待ち構えて、相手が何も準備出来ていないときに、いきなり不意打ちで仕掛けるべきだと思います。

 

 

 

間違いその3:離婚協議書を自分で作りたがる

 

前の2つは「話し合いで合意に至る確率が下がる」だけですが、自分で作った離婚協議書は、内容が間違っていたら間違った内容の(こちらが不利な)契約が有効に成立してしまう恐れがあります。

 

ですから、場合によっては、これが一番恐ろしいことになるかも知れません。

 

例えば、「慰謝料の分割払いの支払いが滞った場合」およそ実効性のない(事実上回収困難)条項になってしまっていることが多いです。

 

また、書いても無効な内容(意味のない条項)を定めていることも、多々ありました。

 

ネットで調べるなどして作成したのでしょう。

 

自分ではよく出来ているつもりでも、我々からしたら穴だらけと言ったことが良くあるのです。

 

だって、たいていは書類作成を生業としている人のサイトでしょ?

 

肝心なところまで書くわけがないじゃん(笑)

 

それに、書いてあったとしても、1つとして同じ案件はありませんから、専門的な知識がない人が引用するのは危険です。

 

中には、自分で考えたのでしょうけど「どうやったらそんなことが思いつくの!?」という、奇想天外な文言を入れていた人がいました。

 

「裁判の判決よりもこの書面の決定を優先し、本件に関しては裁判での判決も無効とする。」

 

読んでるこちらも恥ずかしくなります(^^;

 

最終的に「やはり自分では無理」と、離婚協議書作成を弊所に依頼されたのですが、「上の文言はどうしても残して欲しい」と言われ、全力&本気&気合で説得してやめて頂きました(笑)

 

当初は「この条項自体が無効で、判決が無効になることはありえない。恥ずかしいから無意味だからやめましょう。」と伝えても、無効でもいいから入れて欲しいと言われ、そのときは冷や汗をかきました。

 

だって、これを公証役場に持って行って公正証書にすると言うんですもん!

 

「口が裂けても弊所で作成したものだとは言わない様にして下さい」と真面目にお願いしたわぁ

 

最終的には、諦めてくれたので良かったです。

 

 

どうでしたか?ワースト3は??

 

もしかして、あなたもやろうとしていましたか???

 

あくまで、相手があることであり、経験上のこと(傾向の分析や統計)ですので、8割の人に当てはまる方法であって、残りの2割の人には当てはまらないかも知れません。

 

しかし

 

8割の人に当てはまる方法をとりますか?

 

それとも

 

2割の人に当てはまる方法をとりますか?

 

ということです。

 

僕なら、2種類あったら、8割当たる「くじ」を引きますけどね。

 

それでも、このワースト3はまだマシです。

 

ワースト3を上回るかもしれないダメな行為があります。

 

それは、証拠がない(不十分)なまま、離婚協議を開催する(問い詰める)ということです。

証拠があれば、話し合い(離婚協議)が物別れに終わっても、証拠をもとに最終的には「裁判離婚」という、強行手段をとることができます。

 

しかし、証拠も無しに、裁判という手段を選択するのは難しいでしょう。

 

しかも、離婚協議まで開催してしまっていては、その後に証拠を撮るといっても、かなり大変、いや、場合によっては不可能です。

 

交渉事は、相手があることなので、100%成功する保証はありません。

 

しかし、やり方次第で、成功する確率は大きく変わってくるのです。

 

ご参考までに・・・m(_ _)m

 

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