離婚しない作戦で好条件を引き出す!!
2023/06/10
カテゴリースタッフブログ
強く離婚を望んでいる浮気夫(妻)と協議離婚をする場合は、とても良い条件が引き出せる可能性が高いと言えます。
協議離婚:夫婦間の話し合いによって成立する離婚
たとえ、こちらも離婚することを強く望んでいたとしても、「離婚したくない(してあげない)」スタンスで話し合いをするのが、好条件を引き出すカギとなります。
こちらもご覧ください
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具体的には、以下の様な流れです。
①浮気夫(妻)が職場等から帰ってくるのを自分の両親と一緒に待つ
②浮気夫(妻)が返ってきたら、父親が、「ここに座れ」と浮気夫(妻)を座らせる
③これを読め!と通知書(こちらの主張を伝える文書。一般的には内容証明で郵送する)を浮気夫(妻)に読ませる。
※通知書には、以下の様な主張などが記載されています。
不貞の証拠の事実があったこと
離婚には応じない旨
有責配偶者(浮気をした側)から裁判をしても離婚が認められない旨
誓約書にサインしない場合は法的手段(円満調停)などに及ぶ旨
④誓約書を出して署名押印を迫る
※誓約書には以下の様な内容が記載されています
・今後は不倫相手と接触をしないこと
・不貞行為をしないこと
・疑わしいことがあったときの説明義務
その他諸々
⑤浮気夫(妻)は、ほぼ間違いなく誓約書にはサインしないので、諦めたフリ?でもして、離婚協議書と離婚届を出し、どちらかにサインするよう迫る。
※離婚協議書:慰謝料、親権、養育費、その他離婚にかかる条件などを記載した書面。この場合は、かなりこちらに有利な条件で作成。
この様に、最終的には、浮気夫(妻)に離婚協議書と誓約書の何れかにサインするように迫るのです。
ですから、こちら側が離婚を望んでいる場合であっても、誓約書を作成するのです。
また、実際に誓約書を見せることにより、「離婚する気が無い」というこちらの主張の信憑性が高くなり、浮気夫(妻)は、「離婚できないかも?」と焦るわけです。
ここで、気になるのが、こちらも離婚を望んでいるのに、浮気夫(妻)が「誓約書にサインしてしまったらどうするの?」と言う問題です。
そこは、通常ほぼ心配ないかと思います。
何故なら、この場合の誓約所は、かなりガチガチの内容で、早く離婚して相手の異性のところに行きたいと強く離婚を望んでいる浮気夫(妻)からしたら、こんなもの恐ろしくてとてもサインできないからです。
そして、心理的にも?離婚協議書だけでなく、誓約書も出した方が、離婚協議書だけ出すより、離婚協議書にサインしてくれる確率が上がります。
離婚協議書にサインを求めた場合、浮気夫(妻)の選択肢は「サインする」、「サインしない」の2択です。
この場合、浮気夫(妻)は、こいつらにとって条件の悪い離婚協議書にサインするか、サインしないか?という選択を迫られることになります。
しかし、離婚協議書と誓約書の何れかにサインするよう求めた場合、浮気夫(妻)は・・・・
こいつらにとって条件の悪い離婚協議書にサインするか?
離婚を求めているものがとても応じられる様な内容ではない誓約書にサインするか?
の2択です。
離婚を強く望んでいる浮気夫(妻)に誓約書にサインと言う選択はありませんから、必然的に離婚協議書を選ぶわけです。
ちなみに、そんな恐ろしい選択を覚まられた浮気夫(妻)の心境はこんな感じでしょう。
・不貞をした側から裁判をしても離婚は認められないのかぁ。
・証拠も押さえられているし・・・。
・こんな恐ろしい誓約書にもサインできるわけない
・離婚に応じてもらえるなら、少々条件が悪くても離婚できないよりはマシか?
と、離婚協議書にサインをするわけです。
つまり、2択と見せかけて、実際に、浮気夫(妻)が選べるのは、離婚協議書「ほぼ1択」ということなのです。