慰謝料500万円を獲得して離婚した福岡県在住・30代女性Mさんの事例
2024/09/10
カテゴリー慰謝料請求・離婚の成功事例
ご依頼内容:慰謝料請求サポートパック(対不貞行為相手方女性)
協議離婚サポートパック(対夫)
状況:Mさんは、夫の行動や態度を不審に思っていた。そこで、夫の持ち物を調べていたところ、ある日、避妊具が2つ減っていた。
夫の浮気を確信したMさんは、すぐに地元の探偵社に調査を依頼した。
夫の浮気相手は、夫とMさんと同じ職場に勤務する23歳の女性(以下「女性A」と言う)だった。
夫が、女性Aが独り暮らしをしているアパートに滞在した証拠が1回撮れた。
そこ後、Mさんはweb検索で弊所を見つけて相談したとのこと。
弁護士の見解や弊所の見解でも証拠が少し不十分(全くダメではない)であたった。
しかし、調査をした日に空振りが多かった様で調査にかける費用が尽きてしまい調査の継続は難しいとのことだった。
これ以上は、調査に費用がかけられない、すぐに離婚したいというMさんは、今ある証拠と情報でアクションを起こすことにした。
尚、以下の理由から、先に女性Aを攻めることにした。
・夫は自分の非を認めない強情な性格で証拠があっても認めないかも知れない
・若い子の方が経験や知識が豊富では無く、裁判等を恐れる傾向が強いため女性Aのほうが落としやすいと判断
・女性Aが事実を認めて和解合意書に署名押印すれば、証拠が完全なものになり、夫が何を言おうが最終的に裁判で離婚を求めることができる。
相手女性との示談:
Mさんは、女性Aの勤務先(Mさんとは別の店舗)で、女性Aを待ち伏せた。
しばらくして女性Aが現れて、「●●の妻のMです。ご用件はお分かりですよね。」と声をかけると「はい。」と素直に同行に応じ、タクシーで予め調べておいたファミレスに移動して話し合いを行った。
Mさんは、女性Aに通知書(こちらの主張を伝えるための文書・本来は内容証明で郵送するもの)を手渡して、読んでもらう。
女性Aは「すべて認めます。本当に申し訳ありあmせんでした。」と深々と頭を下げて謝罪した。
証拠獲得の(和解合意書に署名してもらう)ために慰謝料は、ハードルを下げられるとこまで下げようという作戦だったので慰謝料は100万円と高額ではないが一括払いで合意した。
書類作成代金の110,000円(成功報酬を含む全額)も女性Aの負担だ。
夫との離婚協議:女性Aとの話し合いが済んだMさんは、夫が既に帰宅している時間なので、急いでに自宅に向かった。夫は何故か逃亡の準備をしていた。恐らく女性AがMさんとの約束を破り、連絡したのであろう。
間一髪で間に合い、そのまま離婚協議を開催した。
もちろんMさんは、Mさんの実父の助っ人付きである。
夫は、終始離婚したくないと言って謝っていたそうだが、最後はMさんとMさんのお父さんの圧に押されて、調印式に応じた。
内容は、慰謝料400万円一括払い、財産分与は200万円のうち175万円をMさんが獲得。幸い子供や不動産は無かった。
成功のポイント:
①女性Aが23歳と若かったこと(若い子のほうが裁判等を恐れる傾向が強い)
②Mさんが女性Aと同じよく場で、退勤時間その他情報が得やすかったこと。
③女性Aが先に認めたことで、浮気夫は言い逃れができなくなったこと。
④Mさんと浮気夫の間に子供がいなくて、持ち家も無く離婚のハードルが低かったこと
⑤父親の協力が得られたこと。