浮気の慰謝料は示談と裁判どっちがお得!?
2023/06/11
カテゴリースタッフブログ
浮気(不貞行為)の慰謝料は、示談で請求するのと裁判で争うのとどっちが高額になるのでしょうか?
答えは、
示談の方が高額になる可能性が高い
です。
その理由は主に以下の3つです。
1.請求された相手方は、自分の配偶者や職場等に不倫の事実が発覚するのを恐れ、秘密裏かつ早期に解決したいと考える。
2.請求された相手方の多くは、裁判に、怖い、お金がかかる、面倒、長引くなどというイメージがあり、訴えられること恐れる傾向がある。
これらの理由により、少々相場よりも高額くらいなら、早く解決したいと考えて、要求に応じることが多いのです。
そして
3.示談の場合、最初は、裁判で認められそうな金額より高い金額を要求します。もしも、相手が、こちらが要求した金額で応じなかった場合は、多少の譲歩はします。しかし、ほとんどの方は、妥協しても、下限は裁判で認められそうな金額くらいまでです。それより安い金額で妥協することはあまり無いので、裁判より安い金額で、和解が成立することは、ほぼ無いからです。
この様な理由から、裁判より示談の方が、高額な慰謝料を獲得できる可能性が高いのです。
しかし、相手方は、訴えられるまでが怖いだけで、一旦、訴えられてしまえば、もう怖いものは無くなってしまします。
そして、訴えられた相手方も、弁護士に依頼します。
相手方が弁護士に依頼すれば、以降、こちらは相手方の弁護とやり取りをすることになり、裁判所からの通知も相手の弁護士にところに送ることになるので、相手の自宅等に通知が届くことは無く、従って、相手方は、配偶者等に不倫の事実が発覚する可能性が、極めて低くなります。
また、仮に、裁判と示談で、獲得した慰謝料の金額が同じだとしても、「実質」と言う面で、示談の方がお得です。
なぜなら、慰謝料請求の訴訟を起こす場合、自分でできる人はほぼいませんから、必然的に弁護士に依頼しすることになります。
ですから、弁護士に支払う報酬の分だけ、実入りが少なくなるということです。
また、裁判は時間と労力も余計にかかります。
従って示談の方が、お得と言えるのです。
ただし、示談は一発勝負です。
また、やり方を間違えると、成功率が極端に下がり、ただの無駄足になる恐れがありますので、弊所にご相談ください。