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慰謝料は、裁判と示談どちらが高い!?

2023/07/22

カテゴリースタッフブログ

 

浮気(不貞行為)の慰謝料は

 

裁判で請求した場合

 

 

示談で請求した場合

 

 

どちらが高額になるのでしょう?

 

答えは、

 

示談の方が高額になる傾向がある

 

です。

 

 

理由は主に3つです。

 

1.請求された相手は、自分の配偶者や職場に発覚しない様、早期かつ秘密裏に処理したいと考ており、裁判になったら発覚する可能性が高くなると考え、少々高額でも要求に応じる。

 

2.請求された相手の多くは、裁判に、怖い、面倒、長引くなどというイメージがあり、訴えられるまでは、訴えられること恐れる傾向にあり、少々高額でも要求に応じる。

 

3.示談では、こちらが要求した金額に相手が応じない場合、多少の譲歩はするものの、通常、裁判で認められそうな金額より安い金額で妥協することはなく、請求する側が(裁判より安そうな金額)で、和解が成立することは、ほぼ無いから。

 

この様な理由から、通常は、裁判よりも示談で請求した方が、高額な慰謝料を獲得できる可能性が高いのです。

 

しかし、相手方は裁判には怖い、面倒と言ったイメージがあるものの、一旦、訴えられてしまえば、もう怖いものはありません。

 

そして、訴えられた相手方は、必ずと言ってよいほど弁護士に依頼します。

 

弁護士に依頼さえすれば、以降は、こちらは相手の弁護とやり取りをすることになり、裁判所からの通知も相手方の弁護士にところに届くことになるので、相手方の自宅等に何か届くことは無く、従って、相手方も自分の配偶者等に不倫の事実が発覚する恐れが、極めて低くなります。

 

また、仮に、裁判と示談で、獲得した慰謝料の金額が同額だとしても、「実質」は、示談の方が高額な慰謝料を獲得したことになります。

 

なぜなら、たいていの人は自分で訴えを起こすことができず、相手を訴えるには、ほとんどのケースで、弁護士に依頼することになるからです。

 

ですから、裁判をするとなると、弁護士に支払う報酬の分だけ、実入りが少なくなるということです。

 

また、裁判ともなれば、時間や労力も余計にかかります。

 

従って、裁判より示談の方が、高額と言えるのです。

 

 

ただし、示談で高額な慰謝料を獲得するには以下の3つの要件を満たす必要があります。

 

1.十分な証拠がある状態で話し合い行うこと

理由

①十分な証拠がある状態であれば、相手も全部知られていることを悟り、要求に応じやすくなる。

②自信をもって話し合いをすることができる

③証拠を用意しておけば、万一、相手が示談に応じなくても、訴訟をすることができる。ちなみに、話し合いの後に証拠を撮るのは困難。

 

2.こちらが不貞の事実を知ったことを相手方に知られていない状態で、いきなり(待ち伏せなどで)話し合いを開催すること

理由

①こちらが不貞の事実を知ったことを相手が知ると、警戒されたり、対策をされたりされる。主には、弁護士に相談や依頼。

 

3.最初に会った際に書面に署名・押印してもらうこと。

理由

①初回の話し合いから時間が経つと、間違いなく弁護士に相談される。

高額な慰謝料獲得のポイントは時間。

相手が弁護士に依頼すれば、当然、相手の弁護士は、なるべく慰謝料を安くしようとしてくる。

なので、弁護士に相談する時間を与えてはいけない。

 

 

では、交渉を弁護士に依頼するのはどうでしょう?

 

弁護士に依頼すると通常、相手方に内容証明(郵便)等で、当該弁護士が慰謝料請求の依頼を受けた(代理人になった)という通知を送ります。

 

いきなり待ち伏せなどの方法は、弁護士倫理に反する様で、原則、弁護士はしません。

 

通知が届いて、こちらが弁護士に依頼したことを知った相手方は、当然の様に、弁護士に相談なり依頼をしてしまいます。

 

また、相手が既婚者の場合、相手の配偶者が、弁護士が通知を送った通知を見てしまうと、相手の配偶者に不倫の事実を知られ、こちらの配偶者に慰謝料を請求さえる危険性もあります。

 

当然ですが、弁護士同士の話し合いになれば、こちらの弁護士はなるべく高く、相手側の弁護士はなるべく安くしようとします。

 

つまり綱引きの様な状態になってしまい、そこそこの金額で落ち着いてしまうのです。

 

ただし、誤解しないで頂きたいのは、弁護士に依頼することや訴訟をすること自体が良くないと言っている訳では無いということです。

 

問題は「順番」です。

 

当然のことながら、最初、弁護士に依頼して、ダメだったら自分でという流れはありません。

 

ですから、まずは、

 

なるべく費用を抑えて

 

なるべく早く

 

より高額な慰謝料を獲得できる可能性がある方法を試みる。

 

つまり、先に自分で話し合いをしてみるのが良いのではないでしょうか?

 

それをしてうまく行かなかったら

 

今度は、しっかり時間とお金をかけて、

 

弁護士に依頼、という流れで慰謝料の獲得を実現するのが良いと思います。

 

 

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