慰謝料請求は法律よりも時間!?
2023/07/03
カテゴリースタッフブログ
浮気夫(妻)の不倫相手に対する、慰謝料請求を話し合い(示談)で実行する場合、実は法律はあまり関係なく、それより重要なことがあります。
私は、示談は法律より、営業に近い分野だと思います。
弁護士の先生に怒られそうな発言ですが・・・。
示談も営業も、「いかに即決してもらうか?」というところが重要だからです。
皆さんにも、きっと経験があると思いますが、
自動車ディーラーに行って見積もりをしてもらったら
「今日、決めてくれたら●●万円値引きします!」
「今日、決めてくれたら●●をサービスします!」
とか、言われたこがありませんか?
何故、営業マンが即決をさせたがるのか?
それは、今、買ってもらわないと、買ってもらえる確率が極端に低くなることをしっているからです。
ある統計によると
今日の買う気を100とすると
翌日は50
翌々日には25
その次の日には、12.5
毎日半分ずつに減っていくそうです。
ですから、即決しておらわないと、結局は買ってもらえなってしまうのです。
更に、その足で同業他社なんかに話をきかれたら、営業マンはたまりません。
だから営業マンは即決させたがるのです。
示談も同じで、即決が命なのです。
当然ですが、相手方は、突然あなたが現れて話しかけられたときが、一番焦るわけです。
しかし、翌日になったら冷静さを取り戻し、すぐに弁護士に相談してしまうでしょう。
弁護士に相談されたら面倒です。
当然ですが、相手方についた弁護士は、なるべく慰謝料の金額を安くしようとしてきます。
当然、こちらにとって相手方の弁護士なんて、邪魔者以外の何者でもありません。
示談を自動車の営業に例えると、見積を出したお客様に対して、他社に行って相見積をとる時間を与えているようなものです。
つまり、示談も営業と同様、邪魔者に邪魔されないうちに、さっさと即決してもらうことが必要なのです。
ですから、私が、慰謝料請求の業務を依頼されたお客様にさせて頂くアドバイスで一番重きを置いているのは「いかにして即決してもらうか」というアドバイスです。
あしかしたら、私は、行政書士ではなく、営業マン教育係かもしれませんね(笑)
何か、前の会社にいるみたいです。。。
※前職はIT関連会社(現在上場企業)の役員で、営業部の事業部長でした。
そして、示談で即決することは、営業でお客様に即決しておらうことより、かなり簡単です。
営業では
どんなに素晴らしい商品だろうが
どんなに正しいことを言おうが
どれだけ値引きをしようが
最終的に「要らない」と言われたら強制させる手段はありません。
しかし、示談においては、
相手方が示談に応じなかった場合は、伝家の宝刀を抜くことができるからです。
「じゃぁ訴えるよ」と言うことができるのです。
営業で言うなら押し売りと言ったところでしょうか(笑)
もちろん、営業マンは契約してもらえなくても訴えるなんて言えませんよね。
従って、示談は営業よりも、ずっと簡単なのです。
結論
示談で一番重要なのは、相手に時間を与えずいかにして即決させるかです!!
ただし、営業マンがしっかり教育を受けているのと同じで、示談もしっかり教えてもらってやらないと成功するものも成功しません。
そして、示談は一発勝負です。
ですから、何の知識もなく自分でやろうとせず、弊所にご相談ください。